入社４年目の私は、今年の７月１日付で、３年３か月在籍していた「コンテンツ推進部」を異動し、「番組制作部」に所属となった。内容や業務内容など、これまで働いてきた環境とは大きく異なる環境・・・そこで参加させていただいたのが、異動の約１か月後に行われたスマホ旅のロケである。
ロケ当日までどこに行くのか確定しないので、事前の打ち合わせが少ない分、当日の臨機応変な対応が必要とされる現場であった。「じゃあ次はここに行こう」と淳さんの気まぐれで行き先が決まったかと思えば、現在地から目的地までの時間を調べて先方に連絡し、駐車場のことを聞いたり、店内BGMを切っておいてくださいと依頼したり、スタッフ間で情報を共有し・・・。ロケ中に声をかけた一般の方に出演許可を取ったり、お店の精算を行ったり・・・。先輩方があまりにも手際よく動いていて、目まぐるしく状況が変わっていき、こんな風に自分はできるのだろうかという不安を抱いた一方で、ここまで先のことを考えて動けたらという理想も描けた。また、ひとつの「番組」ができるまでの準備、ロケ、編集、そのほか先方への細かい確認作業などの流れも初めて目の当たりにして、見えない部分での細かい作業や努力のおかげで、視聴者へ番組を届けられることを痛感した。
これから様々な困難に直面することがあると思うが、このとき感じたことを忘れず、番組制作に携わっていきたいと思った。