毎年お正月に放送している特番「西川流初舞(にしかわりゅうはつまい)」の収録に今年も参加しました。
私の担当は、昨年と同じくスタジオの動きを取り仕切るフロアディレクター（FD）。
スタジオには、カメラさん、音声さん、照明さん、美術さんなど様々なスタッフがいますが、
みなさん私の大先輩ばかり。
そんな中で年齢や経験関係なく指示をしていく、いわば舞台監督のようなものです。

出演されるのは、家元・西川千雅(かずまさ))さんはじめ、日本舞踊・西川流の皆さん。
日頃、なかなか交流できない方々なので緊張しましたが、同時に一緒の仕事に携われると
いうのはとても光栄な事に感じました。
フロアディレクター2回目の今回、心掛けたのが「相手に分かりやすく伝えること」。
仕事の多くもそうだと思いますが、テレビ番組の撮影現場でスムーズに事が運ぶかは
全てコミュニケーションの取り方にかかっています。
相手にしっかりと理由を伝えることで、余計な会話や確認がなくなり、こちらの意図が相手
に伝わりやすくなります。ですが、わかっていても、なかなかこれが難しい…！

当日は比較的スムーズに撮影が進み、予定より早く収録を終えましたが、
仕切りの面では、FDとしてまだまだだったなと反省しきりでした…。
しかし、出演者の方からお礼の言葉を頂いたり、周りの先輩スタッフから
「全然大丈夫だった」と声をかけてもらえた事は本当に嬉しかったです！！
少し胸を張っても良いのかもしれないと、そう思えました。
これを糧に今後も精進していきたいです。